こんにちは!吾作と尚弥となごみの父です。
早速ですが、吾作に2日で3回も咬まれてしまいました…ショック!
2年以上いっしょに過ごして、初の「首ブンブン咬み」
今さらですが、ミーアキャットは咬みます。
ネコちゃんよりも鋭いキバで、咬まれた場所によっては人間も深刻な怪我につながりかねないほど、しっかりガッツリ咬んできます。
もともと野生味が強い生き物なので、何があるかわかりません。
そしてとうとうわたしも吾作から、トドメを刺す気マンマンで咬みつかれてしまいました…
じつは少し前にも吾作に咬まれたことがありまして、
なごみをお迎えしてから6日目の6月8日、吾作が台所に入ってしまったため部屋へ戻そうとした時に、
わたしの腕にギュッと抱きついてきた吾作が、いつものようにアマガミしてきたと思ったら、そのままゆ~っくり
「ブチッブチブチッ…!」
と、どんどんキバが入ってきて、右手親指の付け根に、見事に穴が4つ開きました。
※タップで詳細(血が出てます)吾作は咬み加減がわからなかったのか、どうも自分が何をしたかは解っていない様子で、そのまま部屋で遊びはじめています。
そして今回は8月8日、なごみがカーペットを破壊しては毛糸を食べてばかりいるので、なごみにマウントを取って叱っている時でした。
わたしが、なごみのお尻をホールドしつつ、頭上で「ウーッ」と低い声を出していたところ、
吾作と尚弥が2匹そろって
「やめろ!なごみをいじめるな!」
と言わんばかりに飛びかかってきました。
いつもと違う様子だったので、あわてて追い払おうとしたのですが、
吾作が左手首にガッチリ咬みついたまま、わたしの腕にぶら下がってしまいました。
そのまま首をブンブン振られてキバがグイグイ食い込み、辺りは血だらけ。
咬まれている間は、もう「痛いごさ!痛い痛い!」としか言えませんでした。
血が止まらない
ミーアキャットが咬みついたあとに首をブンブン振って「トドメを刺しにくる」ということは、話には聞いていましたが、
やはりどこかで
「ウチは大丈夫かもしれない」
という甘い考えがあったのでしょう。
覚悟していたとはいえ、吾作をお迎えしてから2年以上のあいだ、年がら年中、朝から晩までデレデレの甘々で一緒に暮らしてきた吾作から、
トドメを刺す気の咬みつきをされたことに、少なからぬショックを受けました。
咬まれた傷の痛みも、心も痛い
ひとまず、傷口から入った雑菌を体外に出すために、腕を掴んだり傷口をギュッと掴んだりつねったりしながら血を絞り出し、
アルコール消毒をしながら水道で傷口を10分くらい洗い流し、
念のため、ゲンタシン軟膏を傷口に塗りました。
ところが折悪しく、わたしが病気療養中で血液をサラサラにする薬を飲んでいたため、しばらく経っても血が止まらず、ゲンタシン軟膏の下からどんどん血が滲んできます。
病院が開いている時間ではなかったので、3時間ほど診療時間を待って、近所の外科でようやく治療をしていただきました。
結局「そろそろ血が止まったかな?」となったのは、咬まれてから9時間くらい経った夜のことでした。
女の子をお迎えして、吾作に変化があったのかも
6月に咬まれた時は力加減がわからず出血、今回8月は倒す気マンマンに飛びかかってきて咬みつかれ出血と、状況はずいぶん違うように感じますが、
なごみをお迎えして、女の子ミーアのいる生活が始まったことが、吾作の発情期行動に影響を与えたのかもしれません。
吾作はこれまでも発情期っぽい時に、わたしたちの腕にしがみつくチカラがギュウギュウと強くなったり、カリカリを食べなくなったりしていたのですが、
今回はそういったいつもの行動に加えて、
わたしの右手と左手を交互にジーッと見つめて、明らかに咬みつき対象をロックオンしているような動きをしたり、
部屋の隅でしばらくジーッと床を見てうずくまっていたと思ったら、突然ダッシュでわたしの足元まで距離を詰めて近寄ってきたりと、
いつもより行動が激しいようでした。
かかりつけの獣医師さんに相談してみたところ、
「状況から推測すると、やはり発情による攻撃性の増加ではないか」
ということでした。
同じ病院で診ていただいてる他の未去勢のミーアキャットオーナーさんたちも、今週あたり発情しているとおっしゃっていたそうで、
発情シーズン到来!
といったところだったようです。
子孫繁栄の良い兆候?
吾作のお嫁さんとしてなごみをお迎えするにあたって、
「吾作はなごみと上手くカップルになってくれるんだろうか?」
という不安がありました。
吾作はすでに2歳を過ぎていて、あまり歳が離れすぎてしまうとペアになる確率が低くなってしまうこともあるようで、
このタイミングで女の子をお迎えできなければ、吾作の子孫を残すことは諦めるしかないかなぁ、と覚悟していました。
ただ、今回なごみをお迎えしたことで、吾作の発情行動に変化があったんだとすれば、
それは吾作家の子孫繁栄には良い兆候だと思って(笑)、引き続き上手く距離を取りつつ対応していこうと思います!
咬まれたら、迷わず病院へ行きましょう
ミーアキャットについては未知の部分が多く、とくにキバは雑菌だらけなので、自分で処置して安心せずに病院で治療してもらうと安心です。
咬み傷の治療と、体内に入ってしまった雑菌の治療は全く別なので、なにか症状がある時は遠慮なくお医者さまに相談してみることをオススメします。
わたし自身、しばらく経ってから症状が悪化することもありました。
実は6月8日に吾作に咬まれた時、わたしは病院に行きませんでした。
今回と同じように、流水+消毒+ゲンタシン軟膏で処置を済ませて、そのまま放置していたのですが、
咬まれてから1ヶ月半、特にひどい痛みがなかったにもかかわらず、
たまたま床の荷物を取ろうとして、咬まれた側の手首を捻ったところ、思わず
「ギャッ!!」
と声を上げてしまうような激痛が走り、咬みあとが徐々に腫れてきてしまいました。
傷口が内部で化膿していたのか、
ちょうどわたしが入院中で、咬まれた傷口付近から別の穴を開けてカテーテル手術を受けたため、それが原因だったのか、
咬まれた傷は、しばらく経ってから悪化することもあると、身をもって知りました。
通院しても、よほどのことがない限り、内服抗菌薬を飲んでおくくらいしかないのかもしれませんが、
いくらミーア飼いとはいえ、どこのご家庭でもそんなに内服抗菌薬のストックは無いことがほとんどだと思うので、
迷わず病院に行きましょう!
発情期を見極めよう
今回、吾作に咬みつかれるまでに、吾作の普段の行動にはいくつかの兆候がありました。
・吾作が腕にしがみつく力が強くなってきた
・カリカリの食いが減ってきていた
・わたしとのふれあいで反応が俊敏だった
(手で触れたときのリアクション動作が異常に早い、視界の外で起きた動きに一瞬で反応する=気が立っている?)
とくに、腕にしがみつく力が強くなるのは、
「ボクはこんなに力があるんだぞ!」
という、繁殖に向けたアピールかもしれず、女の子に良いところを見せようとする本能なのかもしれません。
また、発情期に攻撃対象としてロックオンする相手は、家族の中でも誰か一人、ということがあるようです。
誰でも無差別に攻撃する、というミーアちゃんもいるかもしれませんが、周りのミーア飼いさんからは、
「誰か一人に狙いを定めて執拗に咬みつこうと狙ってくる」
という事例をよく耳にします…コワ~
はじめての発情期が4歳~5歳になってからという話も聞きますし、未去勢にもかかわらず発情期が全然こない子もいるようですね。
キツい発情行動が続く期間も、個体差があってマチマチのようです。
一週間程度でおだやかになってくれることもあれば、一ヶ月くらいの長丁場になるという経験談も聞きます。
なかなかわからないものですね…
我が家で行っている発情期対策
わたしが咬まれてからも、吾作はわたしを攻撃しようと執拗に狙ってくるので、
現在、ケージのお手入れは、攻撃対象になっていないお母さんが対応してくれているのですが、
革製のペットグローブや長靴などで、咬みつかれやすい場所を守る必要があります。
まあそれでも、内ももや顔など空いているパーツを狙いに来ることもあるそうですw
また、吾作をお譲りいただいたブリーダーさんにアドバイスをもらったのですが、
やはりご飯をくれる人に懐いたり、心を許してくれるミーアは多いようで、
今は、茹でた鳥ささみをケージ越しに手であげていくつか食べてもらっています。
吾作は食事になると豹変して超凶暴になるので、指を食いちぎられないかと不安なのですが…
それでも咬みつきがあまりにひどい時は、ミーアには気の毒ですが、
口輪をかませることも検討したり、
気持ちを落ち着かせるお薬やサプリメントを使う方法もあるようです。
特にワンオペでミーアを飼っている方は、お互い無理なくハッピーに過ごすためにも、かかりつけの獣医さまに相談することをオススメします。
はやく吾作と遊びたいなぁ…